飛行機
心は一点集中したかと思えば、ぐらぐら揺れ始めふわふわ別の方向に飛んでいく。こんなふうに最初決めたものからそれは単なる理想でしかないと感じた時に諦めの心が生じ、悲しくならないようにさらっと重点を変えようとする。
悲観的になることを回避するために、自分の気持ちを押し消すようにぐらぐらしてきた気持ちがまるで気持ちが生きてきたようなイメージで自然と飛んでいく。心ここに在らずという現象。
ただ、それを繰り返すことで自分の意思が弱くなり、消極的になっていっていることにも気付く。
飛行機が離陸していくように、一点を真っ直ぐ見つめながら定まった心で居られる環境があればいいのだろうか。