since 2018.01.01

1991年生まれのライター/千葉/ボカロ、歌い手界隈中心

音楽

『おとぎ』リリース前にEveについて綴る

ボカロ曲やBUMP OF CHICKENや、RADWIMPS、KANA-BOONなどの邦楽を“歌ってみた”として、カバーしていた頃は、お洒落でゆるくてふわふわしている、このイメージが強いEveだった。実際に、表に出るEveがそうだったから。もちろん、いまのEveを見ても、この第一印…

青に歩く/宮下遊 レビュー(短め)

今年のボカロシーンを賑わせた、話題の「ロキ」を含めた有名ボカロPによる書き下ろし含めた全11曲で構成されたメジャー2ndアルバムは、千姿万態な声を浮遊させるように歌う宮下遊の真髄を玩味できる作品に完成。『青に歩く』ではないが、まさに、顔色が青く…

自由になりたい気持ち

仮面を被った僕はもういない 「僕はもういない」のAメロにもあるように、彼はデビュー当時は夢見がちな少年だった。しかし、アーティスト活動をしていく中で、周りから天才などと呼ばれるようになり、いつの間にか彼は"こうなりたい自分"像よりも"みんなのい…

心の内をさらけ出した「メリエンダ」東京・TSUTAYA O-EAST公演

8月16日にEveによる「メリエンダ」の東京・TSUTAYA O-EAST公演が行われた。 今回は過去のEveのライブと比較すると、演出面で様変わりしており、ライブがスタートする開演前からファンをワクワクさせるアーキテクチャが施されていた。観客は最初から会場のス…

持ちつ持たれつの関係性で互いの力を最大限に発揮したDoctrine Doctrine 第2弾の京都ライブも発表

7月21日に宮下遊とseeeeecunによるDoctrine Doctrineが東京・WWW Xで『Darlington』発売記念ライブ"Conference"を開催した。 宮下遊は、名前の「遊」の意味そのものを思わせるように自身の声と遊ぶのが得意だ。声色は楽曲ごとに変化させ、透明感があり美しい…

遊び心を融合させたステージで天月-あまつき-、Eve、Souと会場に海と夏の夜空が行き交いした1日。

天月-あまつき-主催のサマーパーティー2018~ぼくらの家へようこそ!は7月20日にEve、Souをゲストに迎え、千葉 松戸 森のホール21で開催し、8月12日には志麻、となりの坂田をゲストに迎え、大阪 オリックス劇場で開催することになっているのだが、今回はEve…

Darlington/Doctrine Doctrine ほぼ200字レビュー

ドープな声を自由自在に操ることで七変化する歌い手、宮下遊と2000年代UKロックの影響を受け、現在サラリーマン兼ボカロ制作を手掛けるseeeeecunによる初のユニットアルバム。動画サイトで話題の「脳内雑居」「ローファイ・タイムズ」「雲散霧消」も収録。酸…

EveとSouの初のツーマンライブ『蒼』。追加公演も先行して発表

EveとSouが、5月5日にyokohama Bay Hallにて初のツーマンライブ『蒼』を開催した。 EveとSouはこれまでYouTubeやニコニコ動画で2人によるコラボ動画をあげる仲であり、今年の2月28日には初のコラボアルバムである『蒼』をリリースしたばかり。『蒼』にはツー…

米津玄師のLemonに重ね合わせる記憶  

私の社会人一年目といえば一言でいえば、不幸。 社会人としてまだ足りない部分が多い私に同僚や上司は必要以上に 罵り、 大した人間ではないと思える同僚に人格を否定されたこともあった 。だが、 そこで心配して声を掛けてくれるような優しい人はいない。 …

UVERworldを応援する人の心はUVERworldと共に成長する

私は、26年間生きていることになるが、その中で約10年間は彼らを応援し続けている。高校1年の時から今までずっとUVERworldの成長を一緒に見てきたような気がする。そしてこれからも応援し続けることには変わりない。彼らが爆発的に人気なのは、本音を言うア…

Mrs. GREEN APPLEの本質

Mrs. GREEN APPLEというバンドは、耳に残りやすいポップな曲を作ることが得意でありながら、人間の黒い部分を歌った曲もありそのギャップもとても魅力的に映るアーティストだと思う。例えば、サママ・フェスティバル!は子供にも大人にも好かれるような曲で…

米津玄師の曲の特徴

米津玄師を好きな理由。それは人それぞれ異なるが、米津玄師のどこがいいの?と聴かれたら、私はこう答える。「あなた」と「あたし」を歌っているからと。 歌詞に登場人物が出てくると、聴く人は自分や他人に置き換えて曲を聴くだろう。米津玄師の曲にはある…